予想をしない
株でもFXでも投資系のトレードでは
予想をしないということに心がけます。
中でもFXは、確率と結びつけると、
初心者の方でも
予想をしないでトレードすることが
実践し易い仕組みがありますので、
これから初めてトレードをする方に
向いております。
予想をする
逆に予想をするとどうなるでしょうか？
考えてみましょう。
①投資する対象に対して、
価格が上がるか下がるか予想します。
②予想した方向に上がるなら買う、
下がるなら売るという行為をします。
③予想したのですから、
結果を求めるのが普通です。
予想通りにいけば、
「やったー万歳！！」
予想外すと
「あーあ、残念！！
また頑張ればいいや」
こういうことになると思います。
この①②③ってどう思われますか？
「別に普通じゃない！！何か変？」
って思わる方もいらっしゃるかと
思います。
実は、最初にトレードを始めたころの
私がそうでした。最初のころって、
これが普通であってこれがギャンブルに
等しくなっていることに
気付けないのです。
日本では、
投資教育がされていないので
株やFXをやっていると聞くと、
真面目に仕事していない人か、
ギャンブルに
はまっちゃっている人のように
思われることがあると思います。
これは、
投資系のトレードをする人もしない人も
投資系のトレードでやることは
上記の①②③だと思われている為
これが世間一般の常識のように
なってしまっているからです。
これから、私たちが目指すのはこの逆で
予想をしない＝ギャンブルをしない ということです。
予想をしない＝ギャンブルをしない
それでは、ギャンブルをしない為には
どのようにすればよいでしょうか？
その答えは、
予想をしなければよいのです。
例えばサイコロをイメージして下さい。
サイコロ振って
１，２，３が出たら勝ち、
４，５，６が出たら負けとします。
サイコロを振るのに
いちいち次に何が出るのかを
予想する方っていますか？
いないと思います。
なぜならば、
ほとんどの人はサイコロは、
どの数も同じように
いつかは出るということを
普通に知っているからです。
つまり、
学問としての確率統計学を知らなくても
確率という言葉を知らない小学生でも
知識のバックグランドの中で
誰でも知っていることなのです。
サイコロであれば、
１，２，３が出たら勝ちで
４，５，６が出たら負けなので
確率は50％です。
何回かやって、１，２，３の方が
多く出るかもしれません。
あるいは４，５，６の方が
多く出るかもしれません。
でも、そこでやめずに淡々と
何百回と続けて下さい。
そうすると、結局は最終的に、
負けと勝ちは半々の
50％に近くなっていくはずです。
これを大数の法則ともいいます。
淡々と繰り返し、継続していれば
確率通りの成果となるということです。
つまり、
これが予想をしないということです。
これだとギャンブルになりませんよね。
実際の投資では、
１，２，３，４までが出たら勝ち、
５，６が出たら負けのように
少しでも勝ちの確率の高い
トレード手法を行う必要がありますが
投資系トレードで、
皆さんに目指して頂きたい姿が
これにあたります。
確率
予想をしない為には
どうすればよいでしょうか？
前節で既に答えを出していますが、
予想ではなくて確率統計学という
学問に結び付ければよいのです。
やり方は簡単です。
①トレードルールを決める。
（エントリーするルールと決済するルール）
②そのルール通りにトレードすると
何勝何敗になるか検証する。
③大数の法則を働かせて、
あたかもサイコロを振るように
淡々とルール通りにトレードを続ける。
この①②③をやると
どうなりますでしょうか？
察しの良い方なら
もうお分かりかと思います。
②で検証した何勝何敗、
つまり、この時に検証した勝率が
確率となってこの確率通りの
成果になっているのです。
ただ、ちょっと厄介なのが
①ではトレードルールは
どうやって決めたらよいか？
②では、検証期間が
必要十分なだけ検証されているか？
勝率が良くても
リスクリワードが悪いと
成果が出ないので
そのルールのリスクリワードは？
①も②もクリアできたところで
③のひたすら淡々と
ルール通りにトレードを
続けられるかという心配ですね。
でも大丈夫です。
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